ブラックボックス
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レイプという言葉を聞いて人が思い浮かべるのは、おそらく見知らぬ人から突然夜道で襲われるような事件だと思う。
しかし、内閣府の2014年の調査によれば、実際に全く知らない人から無理やり性交されたというケースは11.1%。多くは顔見知りから被害を受けるケースなのだという。
警察に相談にいく被害者は全体の4.3%そのうち半数は見知らぬ相手からの被害だ。
顔見知りの相手から被害を受けた場合は警察に行くことすら難しい事がわかる。(見知らぬ相手から被害を受けたケースでもまだ泣き寝入りする人が多い事にもびっくりする)
あらゆるところにあるブラックボックス
特に被害にあった後のアフターケアが遅れている事に言及した事にこの本の重大な意義があると思う。
合意の壁として紹介されていた
プロゴルファーを目指していた高校3年の少女が38歳年上の師匠からレイプされた事件とオリンピックメダリストの件では、どこが無罪と有罪の差になるのか理解できない。
司法当局の判断で有罪と無罪が分かれるのはある意味で怖いと思う。
詩織さんの件はレイプ魔は相当慣れていると思う。
合コンで羽目を外して準強姦罪で捕まる大学生よりはるかに悪質だと思う。
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