ヒルビリー エレジー
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ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち 新品価格 |

ヒルビリー とは田舎者という意味だそうだ。
アメリカの白人の中でも「WASP]ではなくスコッツアイリッシュに属し、大学を卒業せずに労働者回収うの一員として働く層
「ヒルビリー」「レッドネック(クビが赤く日焼けしている」「ホワイトラッシュ(白いゴミ)」などと言われている層
トランプ現象を生んだ層が彼らだと言われている。
著者は世界的に大きな事を成し遂げたわけではない。
ヒルビリー層からイエール大学の法科大学院へ進んだ。
それが大変な困難を伴う事が現在のアメリカを物語っている
前半の著者の祖父母の時代はまさにアメリカの黄金時代
アームコスチールの街 アームコが社員の生活を保障してくれた。
彼らはアームコを愛していたが、子供達はもっといい階層へ行ってほしいと思っていた。
アームコが川崎製鉄と合併してAKスチールになった
色々あって著者は海兵隊に行く。
そこから著者の運命は変わっていく。
これがよくいう「経済的徴兵制」ね。
だけど著者の場合はいい意味で進んだ。
日本人にはわからない部分も多いけど、この本がこれだけ売れて翻訳も多数あるのが、現在の問題の一部を間違いなくうつしているからだと思う。
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