災害と人命優先
千葉市:豪雨で住宅浸水、賠償金を業者に請求 水門到着遅れ原因 /千葉
9月18日未明の大雨の際、千葉市中央区にある県所有の水門が自動で閉じ周辺の住宅が浸水した問題で、市は19日、水門管理を請け負う西原環境(本社・東京都港区)の作業員が現地に向かうのが遅れたのが浸水の原因だったとして、被害者への賠償金全額を同社に請求すると発表した。市下水道維持課によると、市はチリ沖地震で津波注意報が出ていた9月18日午前5時ごろ、雨に備え作業員を現地派遣するよう同社に要請。同6時に再度連絡し、水門の排水ポンプを始動するよう指示したが、作業員が到着したのは30分後の午前6時半ごろだった。
被害は今月2日現在のまとめで、床上浸水4棟▽床下浸水13棟▽店舗内浸水4軒▽車両水没21台▽物置浸水1件−−の計43件。そのうち賠償請求は30件に上る見込みだという。
市の聞き取りに対し、同社は「東日本大震災の後、マニュアルに『人命最優先』という項目が加わり、派遣をちゅうちょした」と説明。市は、国家賠償法に基づいて被害者への賠償は行うものの、原因は「同社の契約違反」だとして全額を請求することを決め、同社も受け入れたという。課題となった作業員の安全確保策は、県や同市などでつくる対策検討会で議論し、今年度中にとりまとめる
新聞記事だけではよくわからないけど、もし本当に到着が遅れた原因が「津波注意報も出ており、職員の人命を優先した」のなら、下請けの命の危険を考えずに水門を見に行けと命令した千葉市に非はないのでろうかと思ってしまう。
« 地方創成ビジネスの教科書 | Main | 北の湖理事長 死去 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 掘ちえみさん 舌がん(2019.02.23)
- 北海道 地震(2019.02.22)
- 患者にわいせつ、医師に無罪=「術後せん妄」で被害幻覚―東京地裁(2019.02.20)
- 五輪開閉会式、39億円増額 演出を概算したら予算超過(2019.02.16)
- 野田小4虐待死事件(2019.02.11)
TrackBack
TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/33890/62717188
Listed below are links to weblogs that reference 災害と人命優先:
Comments