神の子(上)
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殺人事件の容疑者として逮捕された少年には戸籍がなく、一方で、知能検査ではIQ161以上を記録した──。
孤独な天才児と彼にかかわる人々とのドラマ、背後にうごめく呪われた陰謀。
面白かったです。
薬物中毒の母親に出生届を出されず、学校にも行かず母親の愛人の虐待に耐えながら育った「ひろし」
愛人が来ると家から追い出されそこで出会った知的障害のある「ミノル」
14歳で愛人を刺して逃げたひろしはミノルの戸籍を使って免許を取りアパートを借り、ミノルと裏稼業をしながら暮らしていく。
少年犯罪を多く書いてきた薬丸さんの作品だけに、戸籍の無い子供やネグレクトされている子供って実はたくさんいるかもしれないと思いました。
話は意外な方向に進んでいます。
下巻が楽しみです。
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