地方を食いつぶす「税金フリーライダー」の正体
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地方を食いつぶす「税金フリーライダー」の正体 タカリと粉飾の日本病 (講談社 α新書) 新品価格 |

おどろおどろしい題名ですが、内容はいたって真面目な多分日本中どこの自治体も抱えている問題をするどく追及する内容でした。
「ビジョン無し、危機感無し、しがらみあり」
地方行政の現実を言いえて妙だと思いました。
鬼怒川の決壊に影響をソーラーパネル設置が影響を与えているのではないかという疑念がある時期だけに大変興味深かったのは平成25年9月に京都を襲った台風18号の被害。
観光地嵐山が一面の湖になった映像は記憶にある。
あの時「観光資源保全か、水害対策か」という問題は記憶にあるが、実は職員のミスによる人災の疑念は全く知りませんでした。
市内の浸水被害の5分の1という大きな被害が出た伏見区小栗栖。
山科川へ排水する排水ポンプを作動させなかった疑いがあるという。
これ、民間企業なら大問題だよ。と思うようなミスでも公共だと軽い処罰で誰も責任をとらない体質は大問題だと思う。
国も地方も借金まみれ。国は借金しても大丈夫という人もいるけれど、行きつく先はインフレで借金をチャラにしようという政策しかない。
国家がインフレという形で国民から資産を奪い取る。
このままではいけないというのは皆がわかっていてもしがらみから抜け出せない。
村山さんという方は今回初めて知りましたが、頑張って欲しい政治家です。
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