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寛大な主人の元で奴隷である事はある意味もっとも楽な生き方

今日の読売新聞「戦後70年 あの夏」は元マレーシア首相 モハマドさん

大変示唆に富んだないようでした。
1941年日本がマレーシアに侵攻したのはモハマドさんたちにとって不幸な事態だった。
英国の保護領だった時代住民の大半は生活に満足していた。3年半の日本軍占領時代、食料は不足し皆貧しかった。
日本降伏後モハマドさんたちは英国の保護領に回帰する事をのぞんだ。
しかし英国は保護領でなく植民地にする案を出してきた。

モハマドさんは反発し政治の世界に入っていく。

その後、「侵略は過去の出来事。未来に目を向け日本に学ぶべき」と現在のマレーシアの発展に寄与した。

記事を読んでいてアルスラーン戦記でナルサスが言った
「寛大な領主のもとで奴隷であることはある意味もっとも楽な生き方」という言葉を思い出しました。
http://blog.livedoor.jp/f2boy/archives/32968792.html

日本も東西冷戦時代、内政は比較的自由にやらせてくれたアメリカ様の保護国でいた時代はある意味、楽な生き方だったように感じます。

イギリス領マラヤ時代は君主もある程度の権限もあり、イギリスの保護の元生活も安定していて住民の多くが独立よりも保護領である事をのぞんだ。
しかし植民地ならば困難でも独立をのぞんだ。

今の日本にとって考えさせられる記事だと思いました。

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