隠された貧困
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何かと話題の「生活保護」
タレントバッシングに代表されるような「生活保護=悪」と短絡に発言する人たちも問題ですが、現在の生活保護に問題が多いのも間違いない。
生活保護について考えるヒントになる話がたくさんありました。
第一章 児童養護施設出身者
暗くなる話ばかり
昔は飲食店や建設業で住みこみで働き、手に職をつけ職人として自立するという道があったが、自営業が減り、フランチャイズ化が進んだ時代に親の加護が受けられない若者の道が険しい。
「生活保護」に限らず、効率化という名のもとに「無駄」に見えていた事が未来への投資だったのではないかと思う事が増えてきました。
「効率化」しているようでも切り捨てていた部分を税金でまかなうようになるとかえって高くつく、身の回りを再度見直したいと考えています。
第4章 外国人貧困者
外国人に日本を生活保護費を支給するのはおかしいという声をよく聞きますが、ほとんどが日本人と離婚したシングルマザー。子供は日本人。子供は生活保護対象だけどお母さんは母国に帰ってくださいという訳にいかないので外国人の母親も対象になるというパターンだというのは知りませんでした。
中にはその制度を悪用して何人も女性を囲い、子供を産ませ子供だけ認知する悪党もいるというから生活制度の矛盾を感じました。
いろいろあって難しいですが、難しくても考えないといけないのだと思いました。
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