機械との競争
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老化現象から本を読む力が衰えているので、こんな難しそうな本貸出期限内に読めるかしら?と不安に思っていたら字が大きくて上下にも余白のある本で意外にも短時間で読めました。
機械技術の進歩が人間の仕事を奪っている。
機織り機が発明されて職人の仕事を奪い
動力機関が出現して馬や牛の仕事を奪い
耕作機械が出現して農家の仕事を奪った。
しかしチェス盤の半分が埋まるまでは農家や機織り職人は機械によって生み出された新たな仕事につくことができたが、チェス盤の半分が埋まった後は機械との競争に敗れた人間は仕事を失っていく。
そうとう意訳が多いのではないかと思うので、内容的に不十分な部分もあるのですが、デジタル技術の進歩が総取り制になり、スーパースターとその他大勢。資本家と労働者の格差を広げている話は納得です。
最後にこれからどうなるか?
現在チェスでいちばん強いのは人間でもスーパーコンピューターでもなく、機械と人間の合同チームな件を例にあげて、人間は機械と闘うのではなく機械を使っていく事で未来はあると述べています。
現実はそう簡単ではないでしょうが、チェス盤の半分が埋まりつつある現在、機械と人間がどうあるべきかを考えなくてはいけない時代になったと思っています。
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