日本を追い込む5つの罠
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第一の罠 TPP
第二の罠 財政緊縮
第三の罠 脱原子力に抵抗する非公式権力
第四の罠 沖縄基地問題
第五の罠 権力への「無関心」という怠慢
TPP 財政緊縮 脱原発も参考になる話なのですが、第四の罠と第五の罠に関する著者の洞察は右でも左でもない大変参考になるものでした。
日本はアメリカの植民地なのか?
東西冷戦が終わるまでは従来の植民地とは違う位置づけだったと著者は言います。
「保護国」
保護を与えてくれる強い国に所有されるわけではない。ただ国際政治の成り行きのなかで事実上政治的所有物であるかのように機能する。保護する側は国内政策に部分的な支配力をおよぼし、他国に対する政策となるとほぼ完全に相手国をみずからの意向にしたがわせる。
アメリカが多少強引なところがあっても世界政治を安定させることができるリーダーであった時代はそれでも良かったかもしれないが、今やアメリカは世界中に騒動の種をばら撒く困った巨人になってしまった。
アメリカの軍産複合体は「敵」を必要としている。
ソ連亡き後、日本の経済力が仮想敵とされ、次はイスラム、そして今は中国ロシアを囲い込もうとしている。
だけど日本人は中国はしたたかで油断できない国だがあ「悪の帝国」でない事を長い歴史で知っている。
これからアメリカの締め付けにどう対応して中国やロシアや南米やイスラムとつきあっていくかを日本人はしっかりと考えないといけないのだと思いました。
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