維新・改革の正体
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「維新」「改革」という聞こえのいい言葉に踊らされて迷走を続ける日本の現状について厳しい分析の本。
アメリカが日本機関車論から日本財布論に変化してそれが日本の20年にわたるデフレの正体だというのは納得。
日本をデフレにして国内で金を使わせないようにすればアメリカは安い金利で日本人がためたお金を使う事ができてそれがひいては金融過熱からリーマンを引き起こしたというのは何ともかんともだわ。
日本財布論は納得できる部分も多いけれど「だけどそれってどこかで破綻するんじゃない?」と思う部分もある。
今や世界は金融ばくち打ちがあまりにも複雑にシステムをいじりすぎてどうにもこうにも身動きがとれなくなってしまっているような気がします。
新幹線については真実はどうなんだろうとまた疑問に思うようになりました。
九州新幹線で熊本が景気回復というけれど在来線が減って不便になっている面もある。
どっちなんでしょうね。
最後に
日本を終わらせぬためにできることは、まだ山のように残されている。日本がダメになるとするなら、筆者を含めた全ての日本人がその戦いを完全に放棄したときなのだ。
つまり
日本をダメにする最後の最後の真犯人は「戦う気概」の片鱗をその精神の内に持つにもかかわらずその精神に蓋をしながら生ぬるい日常を生き続けることにしてしまう戦いを忘れた我々日本人なのである。
という言葉を胸に刻みたいと思いました。
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