タックスヘイブンの闇
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イギリスで出版されるや大ベストセラーになった本の翻訳本。
リクエストしてから大分待ってやっと借りられました。
超難しくって、B層主婦には3分の1もわからないのだけど、それでもオショアが世界を大きくゆがめ1%に富を集中させて99%を貧困と憎悪に落とし入れている恐ろしい悪魔のシステムだという事はわかりました。
映画やドラマでケイマンの口座などと出てくるのでタックスヘイブンという言葉は知っていましたが、今や不正なお金のロンダリングではなく多国籍企業が税金は税率の低い国で経費は税金の高い国へと帳簿を付け替えて国際間の取引の半分以上が多国籍企業間の取引というのはびっくりしました。
タックスへイブンの何が悪いのか・・・
世界経済フォーラムは「国の生産性のレベルを決定する一式の制度・政策・要因」としてインフラ、制度、マクロ経済の安定性、教育、財しじょうの効率性などを競争力の柱としてあげている。
これらを適切なレベルの税収を必要とする。
税金が高ければ、教育、医療など労働者の競争力を高めるプログラムにより多くの金を使う事が出来る。
それら労働力やインフラを使い利益を上げたのに、その国に税金を納めないのは悪だという。
成る程!
途上国から資源を吸い上げタックスヘイブンにお金が流れる仕組みも恐ろしいと思った。
最後解決策が示されているが長い歴史を持ったシティの悪魔と対峙するのはたやすい事ではないと思う。
しかし意識を変えて戦わないと99%は貧困の未来が待っている。
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