グローバル経済に殺される韓国 打ち勝つ日本
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三橋さんの本の中でも読みやすくてわかりやすい上出来な本だと思います。
グローバル経済の優等生韓国の実態。
「そんなにウォンが安くなったら国民は大変なんじゃない?」と漠然と思ったのは正しかったようです。
巨大資本が資金力で政治に影響を与え、株主資本主義という怪物が国民を苦しめる。
新自由主義と共産主義を全く逆のようで結果は同じというのは面白い視点だと思いました。
確かに支配するのが共産党か金融資本かの違いだけでそこに暮らす国民は同じように苦しめられてしまう。
三橋さんの提言には同意しかねる部分もあるのですが、今日本は踏ん張らないと高層ビルを建てられない。道路の補修が出来ない。製品ができない国になってしまう。
ガラパゴスでいいのだ。ガラパゴス携帯が日本の強みの源なのだというのは何となくわかります。
先ほど読んだ廣宮さんの「お金に支配されるのでなく、モノや技術主体の社会」にも通じるものを感じます。
コンピューター上にいくらお金があってモノを作れない。インフラを建築できない。インフラが壊れても修理できないでは何もならない。
モノ作りやインフラ建設などは自分の手で作業しないと技術やノウハウは貯蓄できない。
今こそ日本は踏ん張りどころなのだと思いますわ。
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