ショック ドクトリン
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ショック・ドクトリン〈下〉――惨事便乗型資本主義の正体を暴く 新品価格 |

帯に「3.11以後の日本は確実に次の標的になる」「国境を越えた恐怖のゲームに呑まれる前に真実を知り未来を変えるのは今しかない」の文字
2007年に発売されて世界的ベストセラーになったという本で大変ショックな内容でした。
DISASTER CLPITALISMを惨事便乗型資本主義と訳された自然災害や戦争の衝撃の後に「復興や」「構造調整」の名の暴力的な大資本による改変。
上巻のショックドクトリン初期の南米での事例はわかりにく部分もあったが、下巻のスマトラ島沖地震・津波の記述は今の日本と合致する部分が多くて背筋が寒くなってしまった。
落ち込む事の多い本だったが終章の「ショックからの覚醒 民衆の手による復興へ」でほんの少しだけ希望の灯が見えたように感じた。
地域社会に根を張り、手に入るものを使って地域社会を手直しし、強化し、平等で済みやすい場所へと作りかえている。そして何にも増して自らの回復力の増強を図っている。来たるべきショックに備えて。
今こそ日本は強くならないといけないと思った。
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