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エコロジーという洗脳

エコロジーという洗脳 地球温暖化サギ・エコ利権を暴く[12の真論]

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かなりたっぷりとした分量だけど意外と読みやすい。 日本の切り札「原子力発電」を操るアメリカの章が今読むとなる程と思わされる事が多い。 なぜフクシマの原発が40年前のGE製の原発だったのか? 東芝がウェスティングハウスを買収した真意は? 東芝・日立・IHIはGEの傘の下にあり、WHが解体された際に三菱電機は独立できた? 完全にはわからないけど裏が色々ありそう。

90年代後半アメリカで「独立発電事業者」の新規参入・競争原理導入が始まって建設から20年以上たった軽水炉が資産処分を始めた。これらの古い軽水炉を買い増した電力会社は大きな収益を上げるようになった。
減価償却の終わった軽水炉は高い収益を上げる事がわかった。
初期建設費の償却が終わった軽水炉を出来るだけ長く動かし、同時にメンテナンスの費用を抑える事で経済性高めた。
それを見たヨーロッパが「軽水炉は儲かる」と原子力を見直す気運が高まった。
それが「原子力ルネサンス」の正体。
廃炉する費用や使用済み燃料の保管場所や管理の費用が含まれていないの声は「そんなものは砂漠やシベリアに埋めておけばいい」というのがグローバリストの本音なんだろう。

なんだハイテクだと思っていたものが、実は40年前の機械をごまかしごまかし使えば安上がりという理論だったのか。

「原子力はクリーンエネルギー」はうそ臭いと思っていたけど、技術が進歩して安全性が増したと思っていた自分が情けない。

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