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ルポ 貧困大国アメリカ 2

ルポ 貧困大国アメリカ II (岩波新書)

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第4章は「刑務所という名の巨大労働市場」 衝撃的でした。 アメリカのテレビドラマでわりと簡単に刑務所に入れられるシーンや日本とは比較にならない刑務所に入ったら人生終わりのような言い方のシーンを見たが、まさに軽犯罪でも刑務所に入ったら終わり。 刑務所で部屋代や医療費が受刑者負担だと知らなかった。 登場するのは窃盗で1年半の刑期を努めた青年。 逮捕された日付で法廷手数料300ドルと囚人基金の積み立て25ドルが請求され、刑務所の部屋代他で借金は膨れ上がり、出所したときには総額21900ドル(219万円)の借金。 就職の面接にいくと借金の多さで採用をしぶられる。 貧しさから軽犯罪に走る若者を救い上げないで何のための国家だろう。

そして「刑務所」を新興国より安い賃金で使える労働市場として群がる業界と刑務所建設をローリスクハイリターンの不動産投資と位置づける業界。
新興国より安い賃金で使え、言葉の問題もない。そして安い賃金の労働でも真面目に働かなければもっと地獄の刑務所労働に落とされるから真面目に働く受刑者。
経営者から見ればこんな美味しい労働市場はない。
ホームレスを犯罪者として刑務所に入れて街を綺麗にしようという動きもあるという。
だけどこれでいいのだろうか?
ささいな罪で有望な若者を奴隷のような労働市場に送り込む社会は間違っている。

日本はまだアメリカほどがけっぷちに追い込まれていないと思うが、今踏ん張らなければ本当に危ないと思う。

熱狂的に迎えられたオバマ政権も「こんなはずじゃなかった」という声が挙がっている。
オバマに夢を託した層は気付きはじめた「この国の一票は一ドル紙幣なのだ。税金が湯水のように使われた業界はあの選挙でトップ献金者リストに入っている」
「オバマを大統領に」というスローガンは「オバマを動かせ」に変わった。

「国民は恐怖にコントロールされ続けている。テロとの戦いに煽られて膨れ上がる軍事予算と戦線拡大を黙認し、次々に現れる病気の恐怖から薬漬けになり衣料崩壊している。学位がないとワーキングプアになると思い込まされ法外な学費を払うために高利で借金をする。」
恐怖を煽り立てて得するのは誰か?よーく考えよう。お金は大事だよ。だわ。

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