富裕層が日本をダメにした
東大至上主義の和田秀樹さんとは思えない論調の本でちょっとビックリ!!
いってる事は同感できる部分が多い。
それだけ最近の格差社会。育ちより氏という世襲社会に危機的なものを感じているのでしょうね。
アメリカも日本も「総中流化」した時代の方が経済が良く、人々も活気があった。
国民が豊かで質の良い製品を作れる国が強い。
まったくもってその通り。
和田秀樹さんと意見が合う日がくるとは思わなかったわ。
4章の金持ちの嘘に騙されない為に「この国をよくするリーダーを見極める技術を」の中でヨーロッパのような多党制を推奨しているのが面白いと思った。
長い自民党一党支配の弊害が目に余って「日本も2大政党制を・・・」と思ったけど、言われてみれば政権交代は必要だけどアメリカのような2大政党制が日本の風土にあっているのかは疑問を感じる。
特に「共産党が単独政権をとったらまずいが連立政権に入る余地があっていいと思う」という意見はまさに目からウロコ。
そうすると共産党に政権をとらせたくないから極端に金持ち有利な政治はできなくなるんだそうだ。
地方自治でゴミ袋の値上げ・県立病院の撤退など住民の生活に影響を与える事の審議も一番先に教えてくれるのが共産党の広報誌という現実を見ると「共産党が増えすぎるのは困るけど少しは議席を持ってくれないと困る」と常々思っていたので国政でも共産党や社民党のような政党が少しはいるのは良い事なのかもしれないと思いましたわ。
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