ハチはなぜ大量死したのか
リクエストして大分待って借りられた人気本。
借りたものの最近本を読むのが遅くなっているので読みきれるか心配したのですが、面白くて杞憂になりました(それでも昔に比べると遅いのですけどね)
ハチの大量死を科学的に検証した科学ミステリーなのですが、大量死の原因と思える事実を検証していくと化石燃料によりかかった現代の生活の行き詰まりが見えてくる。
詳しい内容は難しいので興味のある方は読んでいただくとして、今の豊かで便利な生活が実は大変危ういバランスの上に成り立っているというがわかりました。
「復元力」=ウィルスや天候異常や原油の高騰など外部条件の変化があっても生き残っていく種の力。
自然界の復元力が衰えている。何かがおかしい。漠然と思っていたものの正体が少しだけ見えたような気がしました。
現題を直訳すると「実りなき秋」
出版社がなぜ原題どおりの題をつけて「ハチは・・・」を副題としなかったのかは非常に不満。
2000年代の「沈黙の春」とも言える後世に残る名著だと思います。
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