またまた勝間本です!!
表紙というか幅広の帯に勝間さんが挑戦的にSTOP!と手を出している写真。
編集さんも売れる方法を知ってますね。勝間本ブームが去ったら帯をとれば赤無地の本。戦略的です。
この本は読む人によっては不愉快に感じる人も多いだろうなと思う部分がありますね。
空気を読んで優等生を演じているだけだと「コモディティ(汎用品・代わりのいる人)」にしかなれない。勇気を持って断る力を身につける事から「スペシャリティ(代わりのきかない人」になれる。
今更コモディティからスペシャリティになれる身ではないけれど、アベシンゾー時代にはやった「KY」「空気を読め」という圧力にも不気味なものを感じました。
自分の軸を持ち頭で考えないと時代に流され身を滅ぼすというのはわかるような気がします。
特に最近のテレビ・新聞は「世論誘導してるんじゃない?」「中立な報道が原則でしょう?」って思う事が多いだけに自分の頭で考える事って大切だと思いました。
最後は間違った考え方間違った社会にNOを言える力を養うという章で
若者達が「断る力」「社会にNOを言う力」を失いつつあることが気になる。
若年層は非正規雇用という差別を受け、年金の負担額と受給額で差別を受け、社会保障の厚みで差別を受け、気力をなくすが故に政治に参加意欲を失い、結果としてますます差別の対象になるという悪循環に陥っています。若者達がNOを言えるようになるのが一番いいのですが、ここまで痛めつけられた世代にそれを願うのはあまりにも酷だと思います。
少しでも余力のある私達が若者に代わって今のやり方がおかしいというNOを突きつけ、リーダー層とも真摯に対峙することで私達のためにも長期継続的で安定した社会を築いていけると考えています。
ローンと教育費と賃金カットで余力なんてないけどね。でも若者のために今の社会がおかしいという事が長期的にみて自分のためだという事はわかりますよ。
こういう事をバシッと言えるところが勝間さんが人気の秘訣なんでしょうね。
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