ヘルプマン
ヘルプマンの9巻。今回は恩田百太郎と専門学校生北丈夫(きたたけお)君が主人公。
介護福祉士の国家試験・現場の苦悩・団地の高齢化などが描かれています。
相変わらず考えさせられる内容です。
北君のお母さんは離婚して保育士の仕事をしながら女手ひとつで北君を育てている。
住んでいるのは母子家庭優遇枠のある古い団地。
北君はお母さんを見て保育士の仕事にも興味があったが、お母さんの「保育士の仕事は少子化で先細り。これから増えるのは高齢者」のアドバイスで福祉専門学校へ入る。
恩田百太郎君は介護現場経験7年のベテランながら、国家試験には毎年落ち続けている。
「資格なんかなくたって」と強がっていた百太郎君だが、おばあちゃんの死ぬ間際の「資格をとれ」の言葉に発奮する。
独学で勉強する事に限界を感じた百太郎君は専門学校入学を目指すが高卒以上の入学資格の壁にぶちあたる。
高齢者に快適に長生きして欲しい気持ちはわかるが、「少子化で保育士は先細り。これからは高齢者福祉」ってやっぱりおかしいよね。
他人のジジババにかまけて自宅のおばあちゃんの変調に気付かなかったって百太郎君は後悔してたけど、高3で中退して現場7年だと25歳。
25歳の青年がジジババのオシメを取り替えるより自分の子供のオシメを取り替えるのに忙しい方が社会にとって健全なんじゃないだろうか?って思っちゃう。
百太郎君が本当に後悔しなきゃいけないのはおばあちゃんにひ孫の顔を見せてあげられなかった事なんじゃないのかな?
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