生活保護を断られて孤独死
昨日のつながるテレビ@ヒューマンの特集、「北九州の孤独死」は衝撃的でした。
衰弱知りながら給水停止・保護申請断る 障害者が孤独死
北九州市門司区の市営団地で5月、独り暮らしの身体障害者の男性(当時56)が、ミイラ化した遺体で見つかる事件があった。この事件で、北九州市が、男性が脱水症状で衰弱していたのを昨年9月に把握しながら給水停止を続け、病院に入院させるなどの措置も取っていなかったことが分かった。男性が生活保護を申請しようとしたのに対しても、相談段階で断っていた。このニュース知りませんでした。
門司区役所の内部文書や、関係者の証言を総合すると、最初に異変に気づいたのは、団地を管理する市住宅供給公社の職員。家賃滞納が続いたため、昨年9月28日に訪問したところ、男性が床をはって出てきた。水道は9月14日、電気とガスはその前から止められていた。職員は市水道局に「男性が衰弱し、脱水状態にある」と連絡した。
市水道局は9月30日、男性の状況を区役所に知らせたが、水は止めたままだった。近くの住民は、男性が公園で水をくんでいる姿をたびたび目撃している。
区役所はその日のうちに、ケースワーカーと保健師を男性宅に派遣。男性は「生活保護を申請したい」と伝えた。だが、区役所は即座に保護を開始できる「職権保護」を適用しなかった。市内に住む次男から食料の差し入れがあるとして、「生死にかかわる状況ではない」と判断したからだ。
実際には、コンビニエンスストアで働く次男が数日に1回、食パンやおにぎりを持ってくる程度だった。男性は妻と離婚しており、息子たちとの関係は複雑だった。
男性は12月6日、区役所の保護課を訪問。「次男からの援助も途切れる。体も弱っており、保護をお願いしたい」と話した。しかし保護課は、長男が7月分と8月分の家賃を支払ったことを理由に、長男と話し合うことを求めて帰宅させた。それ以降、男性からの接触は途絶えた。
男性は5月23日、布団の中でミイラ化している状態で見つかった。司法解剖の結果、1月下旬に死亡したとみられる。
団地の町内会役員は「男性のやせ衰えた姿を見れば、誰もが生活保護が必要だと思った。しゃくし定規な考えが、男性を死に追いやった」と話している。
なぜワイドショーは延々と秋田連続児童殺傷事件ばかりやっていて、この事件を報道しないんでしょう?
これこそ大問題じゃないですか?
申請用紙さえ渡していないって・・・それじゃ何の為の福祉事務所なの?
北九州市では生活保護の申請を窓口で受け付けない「申請権侵害」が恒常化しているって話もあるし。
この男性は北九州市に殺されたも同然でしょ。
京都の介護殺人も週刊誌が大々的に報じなければテレビはスルーだったっていうし。
介護と生活苦で親を殺しちゃう事件って全国的にいっぱい起こってるんですよね。先日も地方版に似たような介護殺人の記事が載っていたし。
@ヒューマンでもブログで話題のキーワードに「生活保護水準以下」がなったて放送してましたわ。
まあ、これはNHK特集がネタ元なんで我田引水の部分もあると思いますが、格差社会に不安を感じてる人って多いんだと思いますよ。
« パソコンが調子悪い | Main | ヘルプマン »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- ココログメンテナンス(2019.03.20)
- 捨てようと思ったイオンギフトカードに残額がありました。(2019.03.18)
- 娘と孫たちが遊びにきました(2019.03.17)
- 狩猟町議の炎上写真は本当に命の軽視なのか(2019.03.16)
- みんなのメダルプロジェクトでパソコンを無料廃棄しました(2019.03.14)
« パソコンが調子悪い | Main | ヘルプマン »
Comments