中退激減 学年の46.2%→5.5%
入学者の半数が中退するほどの「教育困難校」だった東京都立足立新田(しんでん)高校(荒川兼一校長、生徒数725人)が、抜本的な学校改革に着手してから今年で10年目。中退者や進路未定者(フリーター)を極力なくすなど、特色ある学校づくりを進める同校を、5年半ぶりに訪れた。
◆「熱意の指導」で改革奏功
教壇に背を向けて携帯電話のメールを打ったり、漫画雑誌に読みふけったり……。前回の取材で目にした生徒たちの様子だ。
授業中、廊下で“休憩”する生徒たちに教室へ戻るよう、粘り強く語りかける鈴木高弘・前校長(62)の姿が印象に残っている。教室に閑散と置かれた机といすが、中退者の多さを物語っていた。
その高校をこのほど再訪し、「これが同じ学校か」と目を疑った。校内の雰囲気が一変していた。
今日の読売新聞に足立新田高校を訪問したレポートが載っていました。
足立新田高校は着実に再生の階段を上っているようです。
昨年の「ドラゴン桜」のヒットで「芸能人こそ東大へいこう」なんて企画が目白押し。
本屋へ行っても「東大~」という題名の受験参考書が沢山並んでいます。
行き過ぎた私立信仰で「公立じゃ東大はおろか有名大学も難しい」と思い込まされていた層に「しっかりと勉強すれば必ず成績は上がる」と当たり前の事を思い出させてくれたドラゴン桜効果は偉大ですが、最近加熱しすぎを感じていました。
勉強は出来ないよりは出来たほうがいいけれど、学校の勉強だけが人生のすべてではない。
だけど授業中にマンガを読んだりケータイに熱中したり遅刻早退が日常茶飯事のように基本的生活態度が乱れていては社会にでても困るのは自分自身。
再生したと言っても足立新田は今でも偏差値の高い高校とは言えないようです。でも、いいじゃないですか。
偏差値は高くないけれど社会で役に立つ人材を育てる学校があったって。
こういう学校にしっかりスポットライトが当たる社会になるほうがいいと思います。
灘校から東大法学部というエリートコースをあゆんでも「金儲けして何が悪い」と悪びれもせず自己弁護する人間より額に汗して働く人を尊敬する国の方が誇れる国だと思います。
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