広がる「教育格差」
昨日のJチャンネルの特集は「広がる”教育格差”200万円はかかる中学受験率は過去最高。”給食費が払えない”就学援助世帯も急増・・・格差再生産」
最近こういう番組多いですね。そして見てしまうんですよ。
母子世帯の子供が「将来教師になりたい。それには中高一貫校へ行きたい。でも塾へ行けない」と必死に勉強している姿はけなげでした。
そんな子供の姿にお母さんは苦しい家計から3万数千円の有名進学塾のテキストを買ってあげていました。
目指しているのは筑波大附属駒場校のようでした。
う~ん、子供の夢を壊すようで悪いけど、運良く入れたとしてもその後苦労しそう。
国立だから授業料自体は私立に比べて安いけれど、入学してくるのは有名進学塾+家庭教師をつけられるような裕福な家庭の子供がほとんどでしょ。同級生とつきあうのも生活レベルが違いすぎて話しが合わないんじゃないかしら。
国立大学附属だからって授業自体が特別優れている訳じゃなくて、入試で選別しているので子供の学力や生活レベルが揃っていて効率がいい。ってのが本当らしいし。
教師養成課程のある大学の附属学校の場合は大学生の教育実習がスムーズに行なわれるっていう大学側のメリットがあるけど、筑波大の場合は東京教育大学が筑波大になってはるか遠く茨城県に行ってしまったのに、国がわざわざエリート養成学校を運営する意味に疑問を感じてしまうのよね。
最近30代パパ・ママをターゲットにした「教育雑誌」がブームなんだそうだ。
「月刊edu」「 日経kids」「AERA with Kids」
最近のテレビCMはサラ金と塾・家庭教師・通信教育など教育関係ばかり。
いくら「格差社会・格差社会」って言ってもこんなにCMを流してくれる教育関係の悪口テレビが言うわけないよね。
そのうえ雑誌も売れちゃ、出版社も中学受験批判ってしなくなっちゃうでしょうね。ため息。
週刊ポストによるとセンター試験の平均点が高い県と低い県で120点ぐらい違うそうだ。
まあ、私立志向が強い首都圏と国公立志向の強い地方の差の分を差し引かなくてはいけないだろうけど、やっぱり教育格差は由々しき問題だと思います。
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こんばんは
ニュースで今年東大合格した生徒の出身校を調べると地方の公立の高校の子が増えていているのを放送していました。
地方の高校もがんばってくれるとうれしんですが、
現実を見ると
やはりお金がかかるようです。
前住んでいたところで中学受験をしたこ
は受験用の塾に通っていました。
月数万円。それに私立中学に進むと授業料だけで、5万円かかるそうです。都会ではもっと高いんでしょうね。
なかなか庶民には厳しい額ですね。
公立学校にがんばってほしいものです。
Posted by: hana | Thursday, April 13, 2006 10:27 PM
コメントありがとうございます。
公立高校も全体に均等に予算を配分するのでなく、厚くする所と薄くする所を考えるようになったようです。
それはそれで別の問題を生みそうなんですけど・・・
テレビでも「お金持ちの家に生まれないと高等教育を受けられない。そんな社会は衰退する」って都立高校の校長先生が言ってましたけど、公立高校に頑張ってもらわないと。
でも現実は、上位校に行く為に塾。行っても授業についていく為に現役予備校なんですけどね。
Posted by: しろうさぎ | Saturday, April 15, 2006 10:33 PM