日本の高学費をどうするか
図書館でこんなタイトルを見たら思わず手にとってしまいました。
なかなか読み応えのありそうな難しそうな本です。
政府は12日、少子化対策の一環として、入院を含めた出産費用全額を国が負担する「出産無料化」制度導入の検討に着手した。
若年夫婦などの経済負担を軽減することで、少子化に歯止めをかけるのが狙いだ。6月に閣議決定する「経済財政運営と構造改革に関する基本方針」(骨太の方針)に盛り込むことを目指す。
政府の少子化対策は、〈1〉働く女性が出産後も社会復帰しやすい環境作り〈2〉出産や育児などの経済的負担の軽減――の2点が大きな柱となっている。出産無料化は、経済的負担軽減の目玉というべきもので、若年夫婦などが出産しやすい環境を整えるのが目的だ
確かに出産に費用がかかりすぎるのは問題だけど、出産費用を国費で持つようにしたところで、出生率があがるとは思えません。
今だって出産数が減って生き残りに必死な産婦人科業界ではホテルのような設備とサービスを売りにして「セレブ出産」病院があるらしい(マスコミの報道でしってるだけだけど)。
出産費用無料化にしても「よりセレブ」な病院が出現するだけのような気がするんですけど・・・
そうかと思えば新しい研修医制度がスタートして大学病院が今まで系列病院に派遣していた医師を大学に呼び戻した為に産婦人科が廃止される地方病院が多数出てきている。そういえば家の近所の公立病院も2005年に産婦人科の出産取り扱いを止めるってお知らせが貼ってあったわ。
国の提案する「少子化対策」って「子供を産める恵まれた環境の人の子供の数を一人から二人、二人から三人に増やす政策」って感じなんですよね。
今、出産適齢期の人達に「出産費用を援助しますよ。育児手当を出しますよ」って言って、子供を産んでもらうのも大事かもしれないけど、産んでもその後莫大な費用がかかる事がわかっていたら産みたくても産めないわよね。
今子供を産むのは経済的に不安のない恵まれた人か、何も考えないでできちゃった婚で生む人に二極化しているような気がするんです。
働く女性が出産後に働きやすい環境を作る事や、出産・育児の経済的負担の軽減も大切だけど、その前に「子供どころか結婚もできない。結婚どころか恋愛もできない」
格差拡大縦並び社会で夢も希望も持てない若者を何とかするのが大切だと思うんですけどね。
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