ハードワーク 低賃金で働くということ
只今、読み中。
帯に書いてある「明日の日本の悲劇がここに書かれている」って言うのがピッタリで何とも気がめいる本。
「貧困と闘う教会活動」から「40日間、時給4.1ポンド(820円)という最低賃金で働いてみませんか」という手紙が届いた。
迷った末、著者はチャレンジしてみる事に決めた。
最初の職場は病院のポーター(運搬係)。
著者は駆け出しジャーナリストだった30年ほど前に肉体労働の世界について書いた体験記を書いた経験がある。
当時の雑用係の給料週給12.5ポンド。今回のポーターの給料は時給4.35ポンド週給174・0ポンド(3万4800円)
賃金全般の上昇率に合わせて当時の給料が上昇した場合、週給12・5ポンドは現在週210ポンド(4万2000円)
給料と労働条件は悪化している。
30年前は採用されたその日から病院スタッフのひとりとして、安定した職につくことができた。
今はエージェンシー採用のいわば「日雇い」。
病院の補助労働をすべて「外部発注」する事によるさまざまな問題点。
昔採用された職員は官から民へ移管されてもTUPE(雇用保護)によって守られ給料や労働条件が切り下げられないようになっている。だが新しく採用された人にはTUPEは適用されない。
病院は効率化の為エージェントを変えるので、採用された時期により同じ病院に勤めて同じ仕事をしていてもさまざまな給料と労働条件の人間がいる。
まだ半分も読んでいませんが、明日の日本を見ているようで気が重いです。
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