夜回り先生・水谷修のメッセージ2
2004年9月に放送されて好評だった水谷先生のメッセージの第二弾が11月5日にETV特集で放送されました。
今回は水谷先生の講演と水谷先生が「夜眠れない子供達」よぶリストカットなど自傷行為を繰り返す子供達の話が中心です。
夜回り先生と夜眠れない子どもたちを最初に読んだときには自傷行為を繰り返す子供達がどうしても理解できませんでした。
水谷先生がリストカットの子供に最初に会ったのは4年ほど前。
先生も最初にリストカットについて相談された時も「ごめんね。僕が今まで付き合ってきた子供達は根性焼きで腕にタバコの後がある子供はいてもリストカットは君が初めてなんだ。相談にのれないかもしれない」と言ったそうです。
それから自傷行為を繰り返す子供達について調べているうちに、現代の子供達がおかれている状況に危機感を感じたそうです。
最近は「死にたい」という自傷行為を繰り返す子供達のメールや電話の方が薬物などの相談の件数を上まっているそうです。
講演の日の前日に死んだ「ヒロシ」のエピソードは悲しいものでした。
「ヒロシ」が水谷先生にメールを送ったのは4ヶ月前。
小学生時代から続くイジメを苦にして、自殺を決意した「ヒロシ」
先生と1ヶ月ほどメールのやり取りをしていたある朝、「先生これから死ぬ」と電話が。
先生はヒロシの家の前で老婦人が重いゴミ袋を引きずっているなら、死ぬ前におばあちゃんのゴミだしを手伝ってごらん。人生が変わるからと諭します。
先生に電話を切られたくないヒロシはゴミだしをしました。立ち去るヒロシの背中におばあちゃんの「ありがとう」の声が・・・
ヒロシはおばあちゃんの感謝の声を聞きたくて毎朝おばあちゃんのゴミを出してから眠るという生活スタイルに変わりました。徐々に生活も立ち直り、先生のアドバイスに従い家事を手伝うようになり、家族との関係も良好になっていきました。「高校へいけるかもしれない」そんな話も出るようになりました。
ある日、いつもよりおばあちゃんが遅い時間にゴミだしをしました。おばあちゃんに近づいたヒロシの前にイジメっ子が現れ「なんだ、お前まだ死んでなかったのか」と暴言を吐きます。
ヒロシは昼間も眠れなくなった。
「先生、助けて」水谷先生に助けを求めますが、折り悪く水谷先生は数日地方講演に出かけていて連絡が取れませんでした。
最後のメールは「先生、薬飲まないって約束破ってごめん。でもこの薬飲まないと眠れないんだ。」
部屋からでてこないヒロシを心配した両親が部屋で見たのは冷たくなったヒロシでした。
ヒロシの死を聞いて水谷先生は後悔して、後悔して、その日の講演もどうしようかと迷っていました。
そんな水谷先生の元に届いたのは2年ほど前に知り合った女の子からのメール。
荒んだ生活から立ち直ったその子は、「先生ありがとう。先生と知り合えなかったら私は死んでいました。」と感謝のメールを送ってきたのです。
「まだ水谷止める訳にいかないな。これから何人に死なれるかわからないけど、自分で選んだ道行き続けなけりゃならないな」と決心して眠い目・重い頭を押して講演の舞台に立ちました。
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