希望格差時代
希望格差社会―「負け組」の絶望感が日本を引き裂く
山田 昌弘
パラサイト・シングルの時代で親の家に住み、基本的生活基盤を親に寄生(パラサイト)して豊かな独身生活をおくる若者を「パラサイト・シングル」と名づけ話題になった著者の「オールドエコノミー」が終焉し、「ニューエコノミー」時代に入り「希望」に格差が出た現代についての問題提起する話題の本。
リクエストして結構待ちました。
読んでいて何ともお先真っ暗な気持ちになる本です。
高度成長期を「黄金の時代」と呼ぶ人もいるそうですが、昭和30年代はもとより昭和40年代でも2000年代よりはるかに生活自体は貧しかったはず。
それでも昭和3・40年代の方が輝いているように感じるのは高度成長期には「昨日より今日・今日より明日はより豊かになれる」「努力すれば必ず報われる」という「希望」があったから。
「希望」がないから苦労や大変さに耐えられない。
人生を捨てている人に怖いものはない。死刑になる可能性があろうとも刑務所に入れられようとも、意に介さない。なぜなら、「努力しても報われない日常生活」こそが彼らにとっての「獄」だから。池田小事件や幼女連れ去り事件などの事件を「希望格差社会」と直接結びつけるのには無理を感じますが、希望をなくして人生を捨ててしまっている若者があまりにも多いのは社会の危機だと思っています。
パラサイト・シングルの不良債権化はもうすぐそばに近づいています。
夢を追い続けて不良債権化してしまった中年パラサイトシングルと高齢化した親。
社会構造の変化についていけず崩壊した学校教育システムから漏れたフリーターやニートなどと呼ばれる若者の増加。
日本はいったいどうなってしまうのでしょう?
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