池田小事件、重傷児童に1億賠償
2001年6月に発生した大阪教育大付属池田小学校(大阪府池田市)の児童殺傷事件で、重軽傷を負った児童13人のうち重傷の8人の保護者と大学側の補償交渉が、15日にも合意に達する見通しであることが6日、わかった。池田小事件で被害にあわれたご家族の方のの心情は察して余りありますが、学校側の管理責任を保護者側の請求どおりに認める事には疑問に思います。
大学側が、事件を招いた責任を認めて謝罪するほか、事件によって心的外傷後ストレス障害(PTSD)を負ったことに対する慰謝料も含め、保護者側のほぼ請求通り総額1億円近くを賠償するとみられる。
学校内での事件・事故で、訴訟などの司法手続きを経ずに学校側が賠償に応じるのは、同小の事件で死亡した児童8人の遺族と合意したのに続き2例目とみられ、今後の学校管理者による被害者対応のモデルケースとなりそうだ。
関係者によると、合意書は、学校側の責任を認めた前文と謝罪、損害賠償、再発防止策から成る。1999年12月の京都市立日野小で発生した児童刺殺事件以降、同種事件が起きていたのに、大学側は、十分な対応をしなかったことを認め、「安全であるべき小学校内で事件が発生したことを真摯(しんし)に反省し、衷心より謝罪する」などの文言を盛り込むとみられる。
大阪教育大は「児童と保護者に納得してもらえる道を探ってきた。誠実に対処したい」としており、軽傷の児童5人と事件を目撃して心に傷を負った児童への対応が、今後の課題として残ることになる。
宅間のような男が学校に侵入してきて犯行に及ぶという事をどうして想像しろというのだろう。
学校の門がいつも締め切りでいいのか?
今回の池田小保護者への対応は「やっぱりエリートだから?」と考えてしまうのは私のひがみだろうか?
« 個人向け国債 人気沸騰 | Main | 無免許の優良ドライバー »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- ココログメンテナンス(2019.03.20)
- 捨てようと思ったイオンギフトカードに残額がありました。(2019.03.18)
- 娘と孫たちが遊びにきました(2019.03.17)
- 狩猟町議の炎上写真は本当に命の軽視なのか(2019.03.16)
- みんなのメダルプロジェクトでパソコンを無料廃棄しました(2019.03.14)

>学校側の管理責任を保護者側の請求どおりに認める事には疑問に思います。
同感です。附属池田小の当時の対応は、過失というほどではなかったと思います。万全ではなかったけれども、だからといって一人1000万円以上の賠償が必要かなあとかなり疑問。
「エリートだから」というより、国立だから巨大なお財布があっただけ、ってことでは。
それじゃ小さな町村立の学校で同種事件があったらどうなるのか。私立(学校法人)ならどうするのか。お金をどこから工面するのだろう、とつい考えてしまいます。学校側に直接の原因がある事故・事件なら借金してでも賠償は致し方ないけれど。「万全な体制で防ぐことができなかった」からってねえ。
Posted by: kari | Thursday, April 28, 2005 01:18 AM
コメントありがとうございます。
被害者の心情は察して余りありますが、池田小の対応が1000万円以上の賠償が必要なほど手落ちがあったとはどうしても思えません。
やはり国という大きな財布があるからなのでしょうか?
安易に賠償に応じたことがこれからの学校運営に影響がでないか危惧します。
Posted by: しろうさぎ | Thursday, April 28, 2005 08:37 AM