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公立校の逆襲

公立校の逆襲いい学校をつくる!
藤原和博著
東京都初の義務教育現場での民間人校長となった杉並区立和田中学校長・藤原和博さんが朝日新聞東京版に連載した「杉並校長日記」と週刊朝日に連載した「校長体験記 ”よのなか宣言”」を大幅に加筆編集した本。

民間から教育現場の最前線に行った藤原校長の目から見た、教育界の問題や課題などが興味深いです。

「O157」以後給食関係の事務仕事が増えた件に代表されるように何かあると増える仕事。かと言って、前例踏襲で時代遅れになった事務仕事を削減できずに増える一方の事務仕事。
田舎の学校の平PTA役員を数回やった程度の人間の目から見ても今の学校の先生が事務仕事が多く、目が子供ではなく教育委員会など学校外に向いているのを感じました。
「書類とハンコの提出事務のリストラが、何より教育改革の優先事項」とは同感です。

よのなかnet

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書籍・雑誌」カテゴリの記事

Comments

>>「書類とハンコの提出事務のリストラが、何より教育改革の優先事項」
まさしくそのとおりだと思います。
書類事務の機会が増えてきて,段々と“教師”でなくなりつつあるんじゃないか?って思ってしまいます。
授業の準備が一番後回しになるのって,おかしいですよ。ぜっったい。

コメントありがとうございます。
私のようにほんの少しPTAで学校に何度か行った程度の人間でも先生方が事務仕事が多くて授業の準備が後回しになっているのが感じられたのですから、学校現場の事務仕事の負担は相当な物だと思います。
学力低下などの問題と合わせて、事務仕事のリストラは検討しなければいけない重大事項だと思います。

はじめまして。
今年度、息子の中学でPTAの本部役員をしておりますが、
学校へ足を運ぶことが多くなって、その様子を見るにつけ、
先生方が忙しくて、生徒と向かい合う時間が削られている様に
感じられます。

小学校の時の生活指導主任の先生も、昔より書類提出が増えて
忙しくなった上に、週5日制になって授業時数の確保も大変で、
全くゆとりがない様子でした。その上親力も低下しているので、
基本的生活習慣の指導まで先生に頼ってしまったりします。

先生の指導力不足なども問題にされますが、ベテラン教師が
事務仕事に追われている様では、新人教師を育てる時間も
なくなってしまうのではないでしょうか。
何か色々悪循環の様な気がします。

コメントありがとうございます。
この本の中でも公立校に使われている予算を生徒数で割ると一人当たり約100万円かかっていると書かれています。
もちろん概算ですが、私立やインターナショナルスクールの学費と比べるとあながち見当はずれな数字ではないと思います。
今の公立校が一人当たり100万円分、貴重な税金を使う価値があるのか?
ビジネスとして無駄な仕事はないのか?という部分を検討する必要を感じます。

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