金八先生
15日(金)からTBSで3年B組金八先生 第7シリーズが始まりました。
第1シリーズの頃は生徒側の視点で見て、第4シリーズからは親の視点で見てきました。特に幸作が娘と同じ年の設定だったので色々と感情移入する場面が多かったです。
第7シリーズは学校での麻薬問題など現代的な話題を取り入れたシリーズになりそうです。
子供が中学を卒業して数年たって見ると又今回は違う視点から見てしまいます。
教育委員会に勤務していた金八先生は花子先生の急な出産で、桜中学に急遽勤務する事になります。
当初は4月までの予定だったのですが、教育長の依頼で花子先生の産休空けの9月までの勤務になり、9月になっても花子先生の休暇延長願いで3月まで勤務する事になります。
しかしこの学校、受験生の担任を産休補助の先生にやらせて9月から産休空けの先生が担任持つの?親の立場だったら怒鳴り込みたい人員配置だよね。
http://www.tbs.co.jp/kinpachi/story/001.html
花子先生の休暇延長願いを聞いた校長先生は例のごとく「そんなに自分の子供と離れたくないならば、サッサと辞めればいいんです!」と言って金八先生に「産休は教師の助け合いで・・・」などというシーンがありました。
昔だったら金八先生の立場で見たであろうシーンですが、今の私には和田校長側に共感を覚えてしまいます。
そういう事を言うと「女の敵は女」などという言葉が聞こえてきそうですが、その前にひとつ考えて欲しいことがあります。4月から産休補助として採用されるはずだった先生はどんな人で、金八先生が急遽勤務する事になってその後どうなったのか?です。
「熱血!ジャージ校長奮闘記」の中で複数の女性教員が産休や育休に入るケースが続いて教科時間割の編成が困難になり、つい愚痴をこぼした鈴木校長が「こんな少子化時代に私達が子供を生まないで誰が産むのですか。感謝されてもおかしくないくらいです。」と反撃されたエピソードがあります。しかし、鈴木校長はこう気持ちを切り替えました。
その空いた分、一年契約の臨時採用(産休代替)の教員が学校にやってくる。その人達が素晴らしい教員なのだ。ある意味では専任教員以上に力を発揮する。中途半端な指導では今後の仕事が継続しない事を誰よりもわかっている。だから、臨時採用の教員には、民間人の意識で働く人が多い。戦力がその分アップするわけだ。教師に限らず不景気で新規採用を減らす企業が多く、若年世代の就職難は超氷河期です。特に女子は早慶クラスでも文系では就職が厳しいと言われるぐらいの狭き門です。
その為正規採用に比べて条件が悪い事を承知しながら、派遣や契約社員など非正規社員になる人も少なくありません。
森永卓郎さんが「少子化対策というとすぐに『育児休暇を多くしろだの、保育施設の充実だの言う人が多いが、それは半分正しく、半分間違っている。どんなに保育環境を充実させても自分の子供は自分の手で育てたいという層は必ず存在する。重要なのは一度正社員を辞めると又正社員として雇用される事が困難で、正社員と非正規雇用との間の労働条件が著しく違う事だ」と言っていました。
私も同感です。
私が中国や東南アジアの人件費の低い国と価格競争をしなければいけない企業の経営者だったとしたら、同じ能力の男性と女性がいた場合は、間違いなく男性を採用します。
育児休暇や保育環境の充実は確かに大切です。
でも公務員や大企業の正社員に採用された一部の人しか恩恵を享受できないようではいけないと思っています。
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