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かしこい子どもを育てる地アタマのすすめ

かしこい子どもを育てる地アタマのすすめ(シリーズ教育を考える)
守屋義彦著
百ます計算に代表される「読み・書き・計算」の徹底反復学習ブームのアンチテーゼとも受け取れる本。 兵庫県山口小学校がNHK「クローズアップ現代」で紹介された時は衝撃的でした。当時は「つめこみ教育批判」がしっかりと生きている時に100ます計算のタイムを競わせていたのですから。ただタイムを競わせるだけでなく山口小学校の先生達は必死になって討論して「ライバルは昨日の自分」と計算が得意でない子にもコンプレックスを持たせない工夫をしていました。 でも最近の陰山先生はカリスマ化しすぎて「百ます計算」ばかりひとり歩きしているようで何か違和感も感じていました。

国立学園小学校の算数選科教諭 守屋義彦さんが提唱する「読み書きそろばん」が早く正確にできるということに代表される学力だけでは育たない「生きる力」を育てる為のの教育。

田舎の公立中学校の先生でさえ「今の子供は塾で習っていないからわからないと言って自分で考えようとしない。少し問題をひねるともうわからなくなる」と嘆いているんだから、塾も私立もふんだんにある都会の学校の先生はこの本の中に書かれているような事例を見聞きして、日本の将来に不安を感じているのだと思います。

ただ、こういう本を読んで感じるのは「国立小学校に来る子供の親は教育熱心で所得もそれなりにある。この事例をそのまま日本全国にあてはめるのは無理があるんじゃないの?」という事です。
普通の公立小学校ではやっぱりある程度の「読み書き計算」の反復学習の時間は必要だと思います。

「せかす・強いる」教育は花にたとえると化学肥料のいれすぎで元気の無いひ弱な花しか咲かない。など心当たりのある事例も多いので気になる方は読んでみると大変参考になると思います。

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