熱血!ジャージ校長奮闘記
熱血!ジャージ校長奮闘記を読了しました。
「よくぞここまでありのままを書いたな」と思います。
50%近い中退率。茶髪どころか金髪の高校生。やる気のない教師達。地域の白い目。
改革を断行しようとすると撒かれる中傷ビラ。
茶髪禁止を打ち出しても中々いう事を聞かない生徒達。
ある日、窪塚洋介が出演するドラマのロケ地に使いたいと打診があり、「生徒をエキストラとして出演する事」を条件にロケのOKを出した。
出演料はロケ弁だけだが、エキストラに選ばれれば朝から晩まで窪塚洋介見放題!
エキストラの条件は「茶髪禁止」
今まで「これ以上染めると髪がボロボロになる」と言って黒くしなかった子供までちゃっかり黒く染めてきた。
「『S・O・S』さまさまです」校長は笑う。
改革が少しずつ成果を見せ始め視察に訪れた人に「生徒達は変わりました」と自慢していたのに、帰ろうとしたら置いておいた傘がない。どうやら生徒がさしていってしまったらしい。
廃校にして新しい校名で再出発するのでなく、生徒がそのままいて教育の中身を改善しながら改革していくのは大変な努力が必要なのだと思いました。
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